なぜ ITパスポートの過去問題集は必要ないのか?

 

ITパスポートの過去問題集を購入しよう

とお考えの方がいるかもしれません。

書店には過去問題集がわんさか売っていますから、当然の流れです。

『かんたん合格ITパスポート過去問題集』とか、

『ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集』とか、

もう、本当色々。

 

しかしながら、そんな過去問が飽和している中で声を大にして言いたいのは、

ITパスポートの過去問題集は買わなくていい

ということです。

 

 

ITパスポート対策で過去問題集は買わなくていい理由

「え、じゃあ過去問対策しなくていいの?」

と思うかもしれませんが、そういう流れではありません。

 

その真の理由は、

テスト主催側が過去問を「無料」で公開しているから

なのです。

ITパスポートが始まった2009年(平成21年)から1年2セットずつ、過去問をPDFデータで提供してくれています。

これらが、なんとも「無償で」利用できるんです。

これだけ過去問データが揃っているので、有料バージョンを購入する必要はありません。

 

ただし、公式の過去問題集に1つ欠点がございまして、それは、

「解答のみ」しかわからないこと。

正解は明記されている一方で、「なぜそうなるか」という解説はありません。

 

これらの性質からいえるのは、

市販の過去問題集の価値は激減していること。

なぜなら、過去問題集が持っている

  • 問題
  • 解説

の「問題」成分はオンラインで公開されているのですから。

 

しかし、ITパスポートの過去問題集が無価値になったわけではありません。

ずばり「解説」が価値を持っているとも言えます。

過去問題集を購入するならば「解説を購入する」と思うといいでしょう。

 

このように、公式の過去問が無料で公開されていることから、

過去問を使ったサイトやアプリが乱立しています。

例えば、「ITパスポート過去問道場」さんとかはその1例。

過去問利用料を主催者に払う必要はありません。

出典を明記すれば、誰でも無料で使えるよう開放されているのです。

現に公式QAページに次のように書かれています。

Q : ITパスポート試験の過去問題の使用方法(申請方法、使用料等)について教えてください。

A : 当サイトで公表している過去の試験問題の使用に関し、許諾や使用料は必要ありません。(ダウンロードでのご利用も特に問題ございません。)ただし、以下の留意点を必ず確認の上、ご使用ください。

【留意点】・著作権は放棄していません。
・教育目的など、情報処理技術者試験制度の意義に反しない限り、公表されている過去問題を問題集やテキストに使用される際、許諾および使用料の必要はありません。
・出典は明記してください。
[例]「出典:平成○年度 ○期分 ITパスポート試験 問1」
また、問題の一部を改変している場合、その旨も明記してください。
・公表しているPDF以外の電子データの提供はできません。
(PDFセキュリティの解除方法は提供できません。)

過去問解説サイトを閲覧すれば、もはや市販の過去問題集は必要ありませんよね。

 

ITパスポート対策で買ったほうがいい本は?

それでは、ITパスポート対策でどの参考書を購入すればいいのでしょうか?

わたしが考えるのは、

  • 勉強法
  • 基礎知識解説

の2要素を含む「基本テキスト」です。

ITパスポートにおいては「問題集」ではなく「テキスト・参考書」を強くおすすめします。

 

今回、わたしはITパスポート受検にあたって、次の2冊を購入しました。

  • 『ITパスポート最速合格術』
  • 『いちばんやさしいITパスポート』

 

そして過去問題集は購入せずスルー。

公式過去問を無料でダウンロードし、デジタルペーパー 「DPT-RP1」で閲覧して演習し、テスト本番を迎えました。

本番前に過去問を「2回分」解くだけで一発合格できたのです。

オススメのITパスポートの参考書に関しては、こちらに詳しく書きました。

よかったら参考にしてみてください。

 

それでは!

Ken

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