難易度はどれくらい? ITパスポートの合格率を徹底解剖してみた

 

ITパスポートの合格率どれくらいでしょうか?

難しすぎたら予備校に申し込みたくなりますし、簡単過ぎるならこの資格に価値はありません。

 

ありがたいことに、主催の「情報推進機構」が詳細データを開示しています。

今日はそんな公式資料から、ITパスポートの難易度・合格率を紐解いてみます。

 

最新のITパスポート合格率

2020年9月の合格率は以下の通り。

  • 受験者13,155人
  • 合格者7,773人

でしたので、

合格率は59.1 %。

 

なるほど。

半数以上が合格する「マイルドな試験」と言えそうですね。

しかしながら、60パーセントの合格率は優しすぎるものではありません。

具体的にいうと、10人受けたら4人落ちる計算です。

2人受けたら1人落ちる可能性が高いわけです。

 

学生 VS 社会人

学生と社会人を比較すると(素晴らしいことに)、

社会人の合格率がより高いと判明。

身分 受験者数 合格者数 合格率
社会人 8,970 5,651 63.0 %
学生 4,185 2,122 50.7 %

 

要因はおそらく、社会を経験しているからでしょう。

ITパスポートは単純なITテクノロジーの試験ではありません。

経済やビジネスの分野も出題されます(マネジメント・ストラテジー系)。

それならば、ビジネス経験済みの社会人が強いに決まっています。

ましてや、社会人には「IT勤務社会人」も含まれるでしょうから、ITの実務を知っている人も紛れているのです。

また、大学生・高校生などの学生は忙しいです(たぶん)。

「学校の勉強」と「ITパスポートの勉強」を両立するのは至難の技です。

 

大学生 VS  高校生

せっかくなので、大学生と高校生の合格率も比較しましょう。

身分 受験者数 合格者数 合格率
大学生 2,138 1,355 63.0 %
高校生 1,112 350 31.5 %

 

大学生 63.4%、高校生 31.5%

という結果に。

とどのつまり、大学生は高校生の2倍近くの合格率を誇っておりました。

 

これはわたしの推測ですが、

高校生は受験勉強に忙しく、ITパスポートにさける勉強時間が少ないのでしょう。

また、高校生は就労経験が少ないので社会をまだ見ていません。

ビジネス知識が問われる学習内容がイメージしにくい事情もあるでしょう。

 

IT社会人 VS 非IT社会人

社会人の内訳も見てみましょう。

身分 受験者数 合格者数 合格率
IT社会人 3,141 1,829 58.2 %
非IT社会人 6,514 3,822 65.6 %

「IT系の会社に勤める人」と「非IT系の会社に勤める人」との比較です。

なんと、あろうことか、

「IT系」が「非IT系」に負けているのです。

IT系には油断して勉強せず本番を迎えた人が多いのかもしれません。

 

年齢別の合格率

年齢別の合格率も公開されていました。

受験者数が100人に満たない層もありましたので、受験者100人超えの年齢層(16〜51歳)で比較します。

 

 

やはりと言っていいのか、

若い層の大学生・高校生(16〜21歳)の合格率が低い、とうかがえます。

 

意外だったのが、歳をとっても合格率は落ちていない、という事実。

ITはデジタルネイティブのほうが得意な気がしていたのですが・・・!

ITパスポートに「ビジネス系知識」が出題されることが影響しているのかもしれません。

 

都道府県別の合格率

全国47都道府県別の合格率です。

まずトップテンから。

いやあ、熊本すごいですね。

ITに強い都道府県が浮き彫りになりました。

 

ただ、合格者数が100を超える規模の都道府県は少なく、その規模を保った都道府県の合格率をみると、

関東勢の強さ

が目立ちます。

東京、神奈川、埼玉をはじめとする首都圏にお住まいの方は合格率が高いです。

ただし、

千葉は14位

ですけどね。

また、その首都勢に加えて、大学が人口10万人あたり日本一の「京都府」も「健闘しています。

 

一方、ワーストランキングでみると・・・・

うーん、合格者数が100人に満たない少ない県が目立ちます。

母数が少ないこともあり、これらの都道府県がITに弱いとは言えません。

しかし、100人超えでも合格率が低かったのは「群馬県」。

関東勢として、頑張ってほしいところです。

 

ITパスポート合格率の推移(平成23年〜令和2年)

平成23年度(2011)〜令和2年度(2020)9月までの合格率(1年間通し)の推移をみましょう。

年度 受験者数 合格率
平成23年度 6289 40.7
平成24年度 25796 41
平成25年度 32064 47.6
平成26年度 34215 47.9
平成27年度 34696 47.4
平成28年度 37570 48.3
平成29年度 42432 50.4
平成30年度 49221 51.7
令和元年度 56323 54.3
令和2年度 30080 63.5

 

このデータを見る限り、

年々合格率は上がっている

という事実が浮き彫りに!!

これは素晴らしい傾向です。

テキスト・参考書・予備校が発展し、ITパスポートが攻略され始めた表れなのかもしれません。

なんせ、平成23年度では合格率が40%程度でしたから。

令和2年度では60%になり、単純計算「20%アップ」しています。

 

また、受験者数の推移をみると、年々受験者数が増えているのも嬉しいニュースです。

令和2年はコロナウイルスの影響と、統計データが9月までということもあり、少なくなっています。

今後のITパスポートの発展に期待です。

 

まとめ:ITパスポートの難易度はマイルド

以上です。

多彩な切り口で合格率をみてきましたが、2020年では合格率60%超えの「マイルドな」試験になってきました。

勉強次第で誰でも突破できるでしょう。

 

「実際に出題される問題を確認したい!」

という方は、ITパスポートの過去問を確認しましょう。

ありがたいことに「情報推進機構」がPDFで過去問を「無料公開」しています。

ぜひチェックしてみてください。

 

それでは!

Ken

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