ITパスポート表計算問題の基礎

 

ITパスポートの表計算問題を攻略するための基本事項を学んでいきましょう。

 

ワークシートとは?

表計算ソフトでは「マス目」を複数活用して計算します。

そのマス目の集合体を「ワークシート」、

縦を「列」、横を「行」と呼んでいます。

ITパスポートでは列が「256」、行が「10,000」まで準備されています。

そして行・列には区別するための名前が付けられるのですが、

  • 列:アルファベット
  • 行:数字

が割り当てられています。

 

列の名前は、ちょっと複雑。

A〜Zまでアルファベットを使い終わったら、今度は2つアルファベットを重ねて「AA・AB・AC・・・・」と記述していきます。

ITパスポートの場合はこの調子で列を伸ばしていき「・・・・IU・IV」の合計256列で終了。

 

一方で、行は数字で命名します。

単純に1行目が「1」、100行目が「100」に対応しています(マックスの10,000行目は「10,000」)。

1ワークシートあたりの列・行数は以上のように有限ですが、ワークシートは1枚だけではなく複数使えますのでご安心ください。

 

セルの名前

1つのマス目を「セル」と呼んでいます。

こちらは細胞と同じ単語で、由来はラテン語の「cella」で「小部屋」とか「小区間」を意味するものです。

ただし、ワークシートには複数セルがありますので、単純に「セル」と言われてもどのセルかわからりませんよね。

これでは計算する時に困ってしまいます。

 

そこで使うのか「セルの名前の決め方」。

セルの名前を「セル番地」と呼んでいますが、このセル番地はズバリ次のように表わします。

 

列+行

 

つまりまあ、列名と行名を合体させりゃいいんですね。

例えば、C列5行にある「セル番地」つまりセルの名前は

C5

になります。

 

セル範囲

時として、セルを1つだけではなく、複数のセルを同時に参照したい時もあるでしょう。

そういう時は複数のセルを範囲で表します。

この複数のセルを表現できる表記のことを「セル範囲」と業界では呼んでおります。

ズバリ、長方形の範囲で複数セルを囲って範囲を表現します。

表現方法は簡単。ずばり、

左上端のセル番地:右下のセル番地

で表現できます。

 

例えば、次のセル範囲を表現したい場合を考えてみます。

 

この場合、

  • 左上端のセル番地「B4」
  • 右下端のセル番地「F7」

ですので、

B4:F7

になるはず。

 

別のワークシートのセルを参照する

そして、別のワークシートのセル番地やセル範囲を参照できます。

ズバリ、

ワークシート名!セル番地(またはセル範囲)

です。

 

例えばワークシート名「売上」のセル番地「E2」を参照したい時は、

売上!E2

となります。

 

 

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