2020年8月、人生初のITパスポートに挑戦してきました。
試験勉強が功を奏したこともあり、無事に一発合格。
総合評価745点
というぼちぼちの成績でソフトランディングしてきました。

ITパスポート試験に一発合格できた勉強方法
今日はわたしが編み出した独学勉強方法を紹介します。
受検前のITレベル
ITパスポートは「ITに関する試験」です。
「試験前にどれほどITに精通していたか」によってスタートラインが違います。
具体的な勉強法を紹介する前に、わたしの経歴を簡単に紹介しましょう。
大学では「理系」を専攻していた経歴があり、機械工学科に所属していました。
しかしながら、入学後に判明したのは「機械が好きではない」というミスマッチ。
毎日が苦痛の連続であり、青春を謳歌するどころではない大学生活を送っておりました。
そこで機械の代わりに、好きだった語学(英語)に時間をついやし、いつかここから脱出しよう、と目論んでいました。
大学卒業後、英語学習歴がアメリカ留学に結びつき、そこで出会った日本学生に触発され、それ以降ブログを(ひっそりと)運営するようになりました。
帰国後、新卒カードを駆使し、就職活動。
軒の波不合格通知を獲得するも、専攻とは全くの関係のないネット広告の1社にかろうじて被採用。
そこで1年と少し働きました。
職種はネット広告のコンサルで、エンジニア採用ではありません。
そして、(地獄だった)会社を辞め、ブログを細々と運営する個人事業主で活動を開始。
現在、このフリーランス生活が丸5年続いておりまして、今年で6年目です。
以上、わたしの経歴をまとめると、
- 一応、理系出身
- IT系でこき使われた経験が約1年
- ブログ運営を8年
です。
IT知識を持ちながらも、しっかりと体系的に学んだことはありませんでした。
ただやはり経験があったためか、「テクノロジ系」の内容は知っていることが多くて得意でした。
しかし、その他の「ストラテジ」「マネジメント」はチンプンカンプンです。
エンジニアとして働いたことはありませんし、システム会社での就労経験も0ですから。
ITベンチャーにジョインしたこともなければ、会社を経営したこともありません。
これから紹介するのは、そんな
ITをかじりつつも本格的に勉強したことがなかったわたしの勉強方法です。
勉強を始めたのはいつ?
対策を始めた時期を紹介します。
ズバリ、本番1ヶ月前から勉強を開始しました。
試験申し込みが本番1ヶ月前だったので、申し込んだ直後に参考書を手にし、勉強を始めた次第です。
それまでは重い腰が上がらず、ITパスポートにノータッチのままでした。
ただ今回の経験から判明したのは
ITパスポートの準備期間は1ヶ月で十分
ということ。
1ヶ月やれば必ずや合格ラインに到達できるでしょう。
使ったテキスト・参考書
利用したテキストは次の2冊。
- 『ITパスポート最速合格術』
- 『いちばんやさしいITパスポート』
『ITパスポート最速勉強術』は読み物としてさらっと終了。
しっかり読み込んだのは2冊目の『いちばんやさしいITパスポート』でした。
まず『ITパスポート最速合格術』で学習内容と勉強方法を掴みました。
「Kindleペーパーホワイト」にダウンロードし、移動時間に「読み物」として楽しむことに。
そして『いちばんやさしいITパスポート』をメインで読み込みました。
就寝1時間前から読み続ける習慣を作りました。
わからなくても、なんとか1周を目標に読み進めていきました。
そして、各章末の演習問題は1周目ではスキップ。とにかく1周がまず先です。
2周目に入ると、不思議なことに、1周目では分からなかった内容が頭に入ってくるではありませんか。
全体を1周した安心感が芽生えたのでしょう。
1周目で全体を俯瞰できているので、1周目よりインプットしやすかったのかもしれません。
2周目は、章末問題を解くようにし、知識のアウトプットも始めました。
そんなこんなで、2周目を終えましたが、すでにこの時、試験3日前。
時間が足らず、3周はできませんでした。
そして、最後の詰めは過去問演習に託します。
>>詳しくは「ITパスポート試験対策でおすすめの参考書」へ
ITパスポート試験の過去問の解き方
「ITパスポート試験の過去問題集は買わなくいい」でも触れましたが、ITパスポートではありがたいことに、
過去問が無料で公開されています。
市販の過去問題集は買わずとも、過去問演習が可能です。
公式ページからPDFをダウンロードし、デジタルペーパー「DPT-RP1」に入れて解きました。
合計で
- 令和元年度 秋期分
- 平成31年度 春期分
の2回分解くことに成功。
3回目の過去問「平成30年度 秋期分」は時間が足らず「ストラテジ」「マネジメント」という苦手分野だけ解かせてもらいました。
公式の過去問には解説はついていないので、納得して答えを導きながら進めました。
わからない用語が出てきたときは、ホームテキストの『いちばんやさしいITパスポート』の索引を引いて復習です。
過去問の正答率は以下の通りです。
- 令和元年度 秋期分:100問中77問正解
- 平成31年度 春期分:100問中76問正解
- 平成30年度 秋期分:56問中38問正解(ストラテジ・マネジメントのみ)
正答率で意識したいのは、合格ラインに達しているかどうか。
ITパスポートの合格ラインは
- 総合評価が6割
- 分野別の評価がそれぞれ3割以上
です。
全体で6割正解、個別で3割以下のジャンルは発生しないよう監視しておりました。
つまり、広く浅く、苦手分野を作らぬように心がけたのです。
過去問演習では合格条件をキープできましたが、わからない箇所はまだまだ多く、不安を抱えたまま本番を迎えました。
擬似体験ソフトウェアでCBT形式に慣れる
そして、前日にやったのがCBT形式に慣れること。
『いちばんやさしいITパスポート』にも、CBT形式に慣れる大切さが触れられていました。
まだ一度も受験した事は無い人は事前にCBTの操作方法などを確認しておくことを強くお勧めします。一度体験しておくだけで、実際に受験する際に心に余裕が持てます。
『いちばんやさしいITパスポート』4ページより
わたしも実際、公式ページから擬似体験ソフトウェアをダウンロード。
実際の試験環境を体験してみました。
しかし、このソフトウェアはWindowsのみ対応で、Macは非対応。
わたしはMacBookしか持っていなかったので「Paralles」を間に噛ませ、なんとかMacでも動かすことに成功しました。
本番でも焦らなかったのは、疑似体験ソフトウェアのおかげです。
紙とパソコンは解き心地が異なるので、直前にCBTの画面を見ておきましょう。
さあ、ITパスポート試験に一発合格しよう
テスト本番では、疑似ソフトウェアと同じ形式で出題され、難易度も過去問と同じ。
ただ、わからない問題も多くて不安でしたが、無事合格できました。
おれ、大丈夫かな・・・・・
と思っていても案外合格できるもんです。
今回紹介した勉強方法は、
- 1年IT会社で働いたことがある
- ブログを運営している
- 一応、理系出身である
という人物の勉強方法です。
全くITにノータッチの初心者、社会人、大学生にも当てはまるか定かではありません。
言われてみれば、これまでの経験が生きた問題が数問ありましたから。
ただ、この記事では一発合格するために試した勉強方法を余すことなく書いておきました。
これから受検する方は参考にしてみてくださいね。
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ITパスポートの略語を出る順にまとめた英単語帳を作ってみました。
テスト直前の語彙復習にどうぞ。
それでは!
Ken

スーパー勉強家。独学でテストをハックする情報を発信します。
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